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金融系システムエンジニアに信用は必須

提供すべきは「信用」

提供すべきは「信用」
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「信用」が大きな価値になる

金融業界では、取り扱うものがお金ということもあって、とても重要になるのが「信用」です。顧客としては、自分の大切なお金についていろいろと任せるならば、信用のおけるところにしたいと思うのは当然のことです。そして、金融サービスを提供する側も、ただ顧客のお金を預かるだけでなく信用できる顧客には融資を行うなどして資金を運用していきます。住宅を購入する際には、多くの人が銀行からお金を借りて長期のローンを組みます。また、車やリフォーム、教育など、その他にもまとまった資金が必要になれば、同様に銀行からお金を借りることもあります。また、事業を運営していくための資金も銀行の融資が頼りになります。クレジットカードを利用する人は多いですが、欲しい人なら誰でも発行してもらえるポイントカードのようなものではなく、使うためにはやはり信用が必要です。このように、金融業は信用で成り立っているものであり、この「信用」がひとつの価値なるのです。

信用を付与するという責任

サービスを提供する側と顧客という関係であっても、時には厳しい結果を差し出さなければならないのが金融業です。顧客が信用できるかどうかを審査し、信用に値すると判断されて初めて契約を結ぶことができます。顧客が融資を必要としている時、その結果次第で相手の人生が大きく左右される可能性もあります。そのため、信用を与えるということを重く捉え、適正かつ公平な見極めを行う責任が金融業にはあります。信用につながる要素としては、個人であれば担保や保証人の有無、過去の信用情報が重要になりますが、起業資金などであれば、今後の事業計画をしっかりと精査して、将来性を見極める目も必要になります。ITシステムがどんどん充実してくる中、信用もコンピュータである程度判断できるようになっていますが、社会のあり方が変化し、多様性が進んでいくにつれて、新しい状況に対応していく柔軟性が今後さらに必要になってくるでしょう。

システムエンジニアの役割

ITシステムの中で毎日多くのお金が動く金融業において、システムの安全と安定的運用は絶対条件です。どんな業種であれ、顧客情報の流出などあってはならない事態ですが、金融業における情報流出は致命的なダメージがあります。また、システムに何らかの障害が発生すれば、人々の生活に大きな支障をもたらす可能性もあります。これらの情報に関わるシステムの開発を担うシステムエンジニアは、直接的に顧客と関わることはありませんが、同じ金融業で働く者として「信用」を提供していくという強い意識を保ち、詳細な点にこだわって仕事をしていくことが重要です。

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  • 金融系情報システムの特徴

    金融系情報システムの特徴 金融業界でシステムエンジニアとして働くことができる業種としては、銀行、保険会社、証券会社などがあります。それぞれのビジネスモデルによって必要とされるシステムの種類はいろいろとあって、同じ金融系だとしても、どのような業種を選ぶかによって、システムエンジニアに求められることは異なってくるでしょう。では、それらの業種で活用されているITシステムの概要とはどのようなものでしょうか。簡単にご紹介していきます。

  • 心掛けるべき「高品質」

    心掛けるべき「高品質」 金融系システムエンジニアに求められるのは、第一に「高品質」です。いくら機能性が良くても、計算ミスを起こしてしまうシステムであれば重大な問題に発展し、最悪の場合、経済活動がストップしてしまう恐れもあります。そうなれば、単に金融業としての信用を失くすだけで済むような話ではなくなります。そう考えていくとプレッシャーも多い仕事ですが、精度の高いシステムを構築するために徹底した努力を払い、無事完成した時の喜びは大きなものになるでしょう。

  • 高年収な外資系

    高年収な外資系 システムエンジニアの年収は、働く業種などによってかなりの幅があります。その中でも金融系システムエンジニアは年収が高い方になりますが、さらに上を行くのが外資系です。外資系の場合、年収が1,000万円を超えるような仕事もあって、国内企業ではなかなか手の届かない夢のような年収が現実のものとなります。ただし、実力重視の外資系企業では、業績次第で突然のレイオフを言い渡されることもあるので、雇用は国内企業より不安定かもしれません。